絶対に発生する人間関係
人間関係に疲れてしまった。
人間関係で悩んでいる。
仕事や学校での悩みの大半は、人間関係から来ています。
私は、長年店長として店舗マネージメントをしてきましたが、退職希望者のほとんどが人間関係によることが大半です。
逆に仕事がきつくてや仕事内容で退職する方は、非常に少なかったです。
私自身、店長という立場で店舗マネージメントをする上で
良好な人間関係の構築は非常に大切にしていました。
人間関係が良好な店舗ほど、売上や顧客満足度は高く、クレームも発生しません。
逆に人間関係がうまくいってない店舗はクレームが多く、売上も不振です。
それほど、人間関係とは重要なことです。
では、どうすれば良好な人間関係を構築できるのかを
人間関係がうまくいっている人の特徴とうまくいってない人の特徴から考えていこうと思います。
人間関係がうまくいっている人の6つの特徴
①相手を理解しようとする
相手に関心を持つこと、相手が何を考えているのかを表情や言動から考えることをしています。
身に着けている物や食べていたものなど、覚えているだけで、会話のきっかけになったり、相手は嬉しかったりします。
なので、こちらから質問をして、相手のことをよく知る努力をしましょう。
例えば、サッカーが好きといったら、興味がない場合でもサッカーの試合を見てみたり、調べてみたりするだけで、会話は盛り上がり、相手は自分に関心を持ってくれていると感じます。
➁相手の話を優先し、自分の話はあとにする
自分の話をしないという訳ではなく、まずは話したいことがあっても相手の話から聞くようにしましょう。
これを心がけるだけで、相手は話をしてくれるようになります。
自分の話を最後までしっかり聞いてくれる人は話しやすいので、
相手は心を開きやすくなります。
③何気ない会話に興味を持つ
「何を食べた」、「どこに行った」、「昨日何をした」、「何が欲しい」など何気ない会話で相手のパーソナリティが分かります。
これを聞いて流すのではなく、しっかり記憶しておくことが大切です。
例えば一緒に食事に行く際に
「〇〇さん、この前カレーが好きって言ってたからカレーを食べに行こう」
などこういった何気ない気遣いが非常にうれしいのです。
相手の名前をフルネームで覚えているというのも大切です。
名前を呼んでもらうことは意外と嬉しいものです。
④「ありがとう」や感謝の気持ちを言葉で伝える
どんな時にも「ありがとうございます」と言葉に出して、伝えましょう。
「すみません」や「たすかります」よりも「ありがとうございます」
は相手に強く伝わるので、必ず感謝の意は言葉に出して伝えましょう。
これを怠ってしまうと、せっかく自分の為にしてくれたのに、
嫌な気持ちにさせてしまい、二度とやろうと思ってくれなくなります。
⑤約束を守る
約束を守るのは、どんなことでもです。
日曜までにここを片付けると言ったら、日曜までにやる。
毎日報告すると言ったら、報告する。
1度約束を守らないとこの人は約束を守らない人になってしまいます。
信頼は一瞬で失いますが、信用はすぐには得られません。
人との約束だけでなく、自分で決めたことに対してもしっかり守ること。
周りの人は見ています。本当に信用できる人なのかと。
⑥笑顔
表情というのは大切です。笑っている人と無表情の人では、当たり前ですが印象が全く違います。
笑顔で、いつも笑っている人には、たくさんの人が周りにいます。
笑うというのは、周りの人も笑顔にします。
もちろん、時には笑顔でいられない時もありますが、そういったときにはきっと周りの方が助けてくれます。
いつも笑顔でいれば、今度は相手が自分を助けてくれます。
人間関係がうまくいかない人の5つの特徴
①思ったことを何でも言ってしまう
関係性によっても違いますが、基本的に思ったことを
何でも口にしてしまうのは危険です。
相手がどう思うかやどう受け取るかを想像した上で、
何かを話すというのは良好な人間関係を構築する上で必要なことです。
例えば「私、あのアイドル嫌いなんだよね」と言って、
近くにそのアイドルを好きな人がいた場合、非常にきまずい思いをさせてしまいます。
何か発言をする際には、少し頭で考えてから言葉にするように心がけましょう。
②人の話を聞いていない
人の話を聞いていないというのは、
実際に話を聞いていないということだけでなく
話の内容を忘れてしまっていることも含みます。
全ての内容を覚えているのは難しいです。
なので、話を聞く工夫をしましょう。
会話の途中で気になったワードや出来事を見つけましょう。
そして、気になった部分を繰り返して、口に出すと会話が記憶に残りやすくなります。
会話を覚えておくと、「そんなことよく覚えてますね」と
相手に好印象を残すことができます。
③誰かのせいにしてしまう
誰かのせいにするというのは、何かトラブルが起きた時などに、
自分は関係ないと思ってしまうことや自分はそこにいなかったから関係ないと
当事者意識がないことです。
人間関係を良好にするには、自分ではないかと考えてみたり、自分だったらどうするか等、自分に置き換えることが大切です。
常に当事者意識をもって、行動をすることができれば、同じケースでの失敗やトラブルは発生しにくくなります。
④言い訳をする
言い訳は、相手の為でなく自分を守るためにしている行為です。
言い訳をする時点で、人間関係に傷をつける行為です。
間違いや失敗は誰にでもあることなので、隠さず伝えましょう。
その際に大事なことは、失敗したことをすぐに伝えるということです。
失敗したことでは信頼は失いません。言い訳をしたり、隠蔽することで
信頼を失います。
なので、失敗した際にすぐに報告することは逆に信頼をされることにもつながります。
⑤悪いところしか見ない
どうしても人の悪いところは、目についてしまいます。
そして、そこばかり気になったりしてしまうこともあると思います。
そうではなく、必ず良いところを探しましょう。
自分から相手を好きになる努力をするということです。
好きになるには、相手の良いところを探すことです。
なんでもいいので、探しましょう。
「声が大きい」「元気」「集中力がある」「ここぞという時にやる」
「話を聞いてくれる」「自分の意思がある」
そうやって、良いところを考え始めると悪いところなんて小さく見えてきます。
人間関係を良好にする為に
うまくいっている人とうまくいかない人でまとめていきましたが、
いかがでしたでしょうか?
私自身、店長を長年務めてきて、人間関係って本当に面倒だなと思うことは
何度もありました。
一方のフォローをすれば、もう一方でそれに対しての不満が出たりなど、日常茶飯事です。
いっその事、すべて投げ出してしまおうかと思ったことは、何度もあります。
それくらい人間関係というのはストレスがかかりますし、大変です。
なので、人間関係がうまくつくれる人も努力をしています。
というより、努力をしないと人間関係は作れないということです。
人間関係がうまくいっている人は、周りの人を考えて行動をしています。
常に当事者意識をもって、行動をしています。
自分のことも大切にしています。
大事なことは、一人一人が良好な人間関係を築こうと考え、行動することです。
誰か一人でも、無関心や当事者意識がないといい人間関係は作れません。
なので、まずは自分から変化をしていきましょう!
人間関係に疲れてしまうこともありますが、何を考えても相手は自分の思うようには
変わりません。
だからこそ、自分が変わっていきましょう!