私の名前はきいろ
この家の4女として産まれて、かれこれ2年が経過した
私は、欲しいものは全て手に入れたい
その為ならどんな手段も辞さない
私が常に狙っているのはチョコレートだ
チョコレートは、私たちの世代で食べることは禁止されている
虫歯とか、肥満に繋がるかららしい
しかし、そんなことは今の私には関係ないことだ
「今が楽しければ、それでいい」
偉人のギャルたちはよく言っていたものだ
そんな使命の中、今日は何を食べようか、早朝5時からお菓子を漁った
しかし、一番の目的のチョコレートは隠されていた。
悔しいが一旦、チョコレートは諦め、他の物を狙うことにした
次に向かったのは冷蔵庫
冷蔵庫には、いちごのアイスとチョコレートのアイスが隠されている
冷蔵庫に向かった。
その時、父が表れた。
（セーフ）
最初に起きてきたのが父で良かった。
朝起きたての父はちょろい
半分寝ているので、私が言うことは大体のことに応えてくれる
私は、冷凍庫を開けてチョコレートアイスを取り出し、父に
泣きながらおねだりをした。
父は、「一本だけだよ」
と言い、私にアイスをくれた。
（ナイス！父よ！）
もし、これが母ならばこんな簡単にはいかない
この世界で唯一、私に厳しいのは母だ
母は、常日頃からお菓子ではなく、ご飯を食べろという
きっとチョコレートも母が隠したのだろう
母がいない、今がチャンス！
この機会を逃してはならない！
私は、すかさず父にチョコレートもおねだりした！
泣きながら「チョコ、チョコ」と叫んだ
早朝だったのもあり、父は仕方なく、チョコレートを冷蔵庫から取り出した
（そこにあったのか。。。）
こうして私は、今日も無事にチョコレートをゲットすることができた
今日、私が食べたのは「LOOK」だ
初めて食べたがフルーツとチョコレートのマリアージュが最高だった
明日も必ずチョコレートを食べる
今日も最高の一日だった！
こうやって、やだと言えば大概のことはうまくいく！
